「南」への挑戦

カゴ迷人

2012年01月10日 00:14

こんばんは
3連休、風の弱そうな中日に南紀に行ってみました
今後の足場となる新ホーム開拓も兼ねてます






2:30、大阪出発!

久々に阪和道を終点まで走りさらに南下

今回のチョイスは・・・










白浜 笠甫!

いざ!串本へ!

などとR42をぶっ飛ばしていたら一瞬で通り過ぎそうな静かな入江

防波堤とは言い難いほど細いコンクリートの通路に風情を感じる・・・




おそらく一番船は6:30頃だろうと予想しただけで他の事情は不明(電話確認すらしてない)

人はかなり多めで25人ほど?

全員が見るからにフカセ師(カゴは私だけ)

最近の磯釣り師は皆さんびっくりするほど軽装・・・

普通のクーラーを持っているのは私だけで少々恥ずかしい

とりあえず、ドキドキワクワクしながら船頭さん待ち





・・・・・・






アレッ、船頭さん?

堪りかねた常連さんが電話すると、寝てたとのこと

結局7:00過ぎに出船

とりあえず船頭さんには、

一、カゴ釣りである

一、磯に慣れていない
(どころか6年ぶりくらい)

一、フカセの邪魔にならない初心者向きの磯

で完全にお任せ!

途中で慣れた常連さんが次々と渡礁していき、最後に残った私は、











ヒラシマ ! (カニ島、笠甫大島を望む)

確かあまり人気ない磯だったような・・・

南からウネリが来たら完全に水没しそうなほど平べったい

しかし他の磯は明らかに満員状態だったので、ここから南紀への挑戦を始めることとする

まずはピトンの設営から

これがまた苦戦

磯の割れ目や穴っぽい場所に打ちこんでいくが、深そうで浅い穴ばかり

これも人があまり来ない証拠

あちこちカンカン打ちこんでようやく写真の座に落ち着く

とりあえず船頭さんから聞いたおよその水深を参考にタナを調節

カゴにオキアミをびっしり詰めていざ開始





ムッ、ここはウキが普通に立った!

ならばもう少しタナ下げて

ギャーーーー、あそこはウキが立たない!?!?

などと普段全くしない苦労をさんざん繰り返す

何度目かで何となく海底地図が出来上がっていく・・・

意外に遠投すると浅く、手前は少し深い

しかし、船頭さんの情報よりは浅いと判断

まあフカセ場と聞いていたので止むなし!

とりあえず深めの場所に集中攻撃






さっきから気にはなっていたが、潮がほとんど動いていない・・・

弱い北風なのでべた凪なのは当たり前

確かにじんわりと左へ流れてる気がする程度

サシエは残り続けるのでタナを調節していくと、ポンッとウキが入った~

グンッとフィッシュオ~ン・・・・・アレッ









最初のアタリはイソベラ

エ~、このタナで来るか~(悩)

しからばもう少し遠くを・・・

しかし、このベラ以降はキレイさっぱりとサシエを取られ続ける

何の反応もなく、まるで解けたかのようにサシエを取っていく

ホントに水中映像で見てみたいわ

投点、タナの微調整でも変わらずサシエは残らず・・・Orz





こうなると、しばらく竿を置いて「ヒラシマ」の観察

ウッ

釣り座左側には厄介なハエ根が!

さらに行くと、ここでは無理だろうと思えるほど浅いエリア

潮が引いてできたタイドプールには取り残された豆グレが多数

試みにマキエを打ってみると我先に群がってくる

良く見ると、オキアミへの接近は速いが手前でストップしてちゃんと確かめてる

これと同じ現象が水中でも起きているに違いない・・・

ならば黙ってサシエを取らずにウキを沈めていただきたい

結局小っ葉グレではなく他の何物かが犯人だろう・・・

釣りを再開してみるも同じ展開なのでやむなく就寝準備

ヒラシマとは名の通り非常に昼寝に適した磯

乾いたままのスカリを枕にいざ不貞寝





小1時間ほど快眠

しばらくすると見回りの船が

船「どうでっか~?」

私(腕で×マーク)

船「磯変わり如何?」

どう見ても目当ての磯は空いていないので、

私「ここで最終まで頑張るわ!」


ほぼ寝起きだったので磯変わりなど面倒至極

ここでも魚居てるはずだからいろいろ試すしかない!







昼を回ると予報より強めの北西風が時折吹き始める・・・

ただでさえ流れてないのに風でまた仕掛けが不自然な動きに

それでも潮がゆっくりと左へ流れ始める

手前は流れているが浅いと思われる少し沖は流れなし・・・

流れている手前をメインに攻めていると、一瞬のよそ見でウキがない










久しぶり

こんなんでも「エサ食ったで~」とウキが入るだけマシ!

しばらくすると性質の悪いエサ取りの気配が減っていく

たまにはサシエを取られても半分以上の流しにはそのまま帰ってくる

やっと本命がマキエに集まって来たか~

しかし、一向にサシエに食ってくない・・・

タナはもちろんハリスの長さもいろいろ変えていく

ここで怠っていてはいつまでも学ぶことができん

14:00過ぎ、投入後サシエが馴染んでからグンッとあおってマキエを出す

するとウキが出てこず、グンッと逆にやり返される

スイープに竿を立ててフィッシュオ~ン

これはベラとちゃう!

鋭い走りで下へ突っ込む!!

何とかゆっくり浮かせようとするがヤツはさらに下へ!?

ギャーーーーッ! そっちは厄介なハエ根がーーーー!!

ジーーーーッ

セルテハイパーがうなる

幸いヤツは少し沖へ出たようだ

ここぞとばかりに安全な右側に誘導して浮かせると銀色!@@;

イズスミ?

ともかく上げてなんぼ

タモはちと遠いのでハエ根上にあるスロープ状の磯にズリ上げて御用










まさかのヘダイ♀!(卵持ち)

47cmと何気にランカーサイズ

強烈な引きが納得できるほどの立派な体高

すぐに打ち返す

こんなのが寄ってきてるならグレも居てるやろ~

しかし、しばらくサシエが残る展開が続く・・・






15:30頃、潮位が上がり「ヒラシマ」では水没個所が増え始める

荷物を移動し、ぼちぼち片づけも始める

もちろん仕掛けは打ち返し

マキエも頑張って撒いたからあまり残ってないな~とよそ見していると、

ウキがなく、竿がグニョングニョンとお辞儀

慌ててフィッシュオ~ン!

これはヘダイほどではないけど本命くさい

ウッ! かなり下まで走っているようで右への誘導がーーー

アカンッ! そっち行ったらアカーーーーンッ 御免許して~







プッ・・・







例のハエ根に突っ込まれ、あっさりとラインブレイクOrz

あ~あ、本命っぽかったな~

たぶん続かないだろうと思いつつも打ち返し

でも予想通り続かず、16:00過ぎ終了





初めての場所で、全て手探りで釣りをすることにチャレンジできました
水深はまあまあ探れましたが、エサ取り探しがうまくいきませんでした・・・
イメージではオセンやネンブツダイなどがウキをちょこちょこさせる感じでしたが、それがなくて判断がしにくかったです
せめて小っ葉グレでも釣れていたらと残念です
それだけに1匹のヘダイへの嬉しさと、バラした魚への悔しさはひとしおですね
いつもの場所で通用する何かしながら流し、磯ではご法度ですわ!!
が、デカいヘダイにバラした魚などリベンジ要素はある「ヒラシマ」ですが次回は別の磯希望ですね
こんな感じで毎回同じ立ち位置に立てる保証がない沖磯で魚の気配を探りつつ試行錯誤して価値ある1匹にたどり着く過程を楽しみたいと思います
まあコスト面でけっこう苦しいので、できるだけ穏やかな時に南下したいと思います


あなたにおススメの記事
関連記事